・猫のケージはいつまで必要なんだろう
・留守番の時はケージに入れるの?
・留守番に最適なケージの選び方
・快適なケージ内のセッティング
猫をケージ飼いから、室内飼いに移行した後も、留守番をしたり、同居猫と喧嘩したり、なにか不安があったりする時に、猫はケージの中入ることがあります。
一番多いのは、猫を室内で放し飼いにしている飼い主さんにとって悩ましいのは、留守番させる時の問題です。
どのぐらいまで留守番させて良いのか、ケージに入れた方が良いのか、どんなケージを選び、その中はどうしたら良いのか、詳しく解説します。
猫のケージは必要ない?いつまでもおいてあげたほうがいい?
猫にとってのケージは、小さいときからのスペースであり、留守番するときだけではなく、様々な場面で必要があります。
ですから、可能な限りずっと置いてあげるのがいいのです。
留守番のときでも、普段はそこに居て当たり前の飼い主さんがいないことに対して、猫は不安や淋しさを感じると言います。
帰宅すると喜ぶ猫の姿があるのは、そういった理由があるためと言われています。
飼い主さんがいる時間の生活音にはある程度慣れていても、突然のお留守番となると環境は変わります。
電話やチャイムをはじめ、特に音には敏感に神経を研ぎ澄ませながら過ごすため、疲労やストレスを感じます。
普段の室内飼育の環境で留守番させる場合は、餌やお水の用意はもちろん、なるべくリラックスできるよう、お気に入りの毛布やおもちゃを与えてあげてください。
なお、餌やお水と、28度ぐらいの快適な室温が保たれるようなら、猫は2~3日ぐらいまでなら留守番ができると言われています。
それ以上も可能ではありますが、万が一の給餌器やエアコンの故障を踏まえて、長期の留守番は期待しないことが安全です。
普段はケージに入らない猫も、体調が悪い時にケージの中でじっとしていることがあります。猫の体調不良に気づくキッカケになることもあります。
猫にケージは必要ない|ケージに入れた方が良い場合
普段放し飼いでお留守番に慣れた猫を、わざわざケージに入れる必要はありません。
自由に移動できた猫をケージに閉じ込めてしまうと、ストレスになってしまいます。
一方で、次のような場合にはケージに入れることをお勧めします。
子猫のお留守番はケージが最良
子猫は、とても好奇心が大きく活発です。
危険を省みずに高い所へ登ったり、様々な物に興味を示します。
そのため、不在時に悲しい出来事が起きないよう、お留守番はケージに入れることがお勧めです。
とても悲しい声で鳴くこともあると思いますが、慣らすことも大切です。
また、猫はキレイ好きなため、初期のトイレのしつけはケージ飼育の方が覚えてもらいやすいです。
イタズラやケンカをする猫のお留守番はケージが最良
留守番中に小さな子供や他のペットにイタズラをしたり、猫同士がケンカをする場合には、ケガを防ぐ目的でケージに入れます。
飼い主さんがいない時に、観葉植物や観賞魚などへ、悪さをする場合も同様です。
また、猫自身がケガをしている時など、留守番中にできるだけおとなしく過ごして欲しい場合にもケージ活用はお勧めです。
その他|猫をケージでお留守番させるケース
次の場合はやむを得ないという認識でケージを利用します。
なるべく短時間で解決するようにしてあげてください。
・来客や工事業者などの訪問がある場合
・ドアや窓を開放する場合の飛び出し対策
・オス猫のマーキングによるスプレー対策
猫のケージでおすすめはステップ付きの大型3段タイプ
省スペースのコンパクトなケージもありますが、猫が快適なのはゆったりと寛げるゆとりのあるケージです。
トイレと寝る場所が別々になるよう、2段以上のケージを選びます。
留守番用としては、3段タイプをお勧めします。
最大のメリットは、猫の飲食スペースと寝床とを別々にできることです。
また、ドアは手前に引いて開けるドアタイプと、スライドする引き戸タイプがあります。
利用しやすいタイプを選ぶと後々が便利です。
猫のケージ|お留守番が快適なケージ内のセッティング方法
ケージの仕切り板は床が滑りやすいものがあります。
その場合には滑り止め付きのマットなどを敷きます。
その際、両面テープで防水マットを固定すると、後々のお手入れが簡単で便利です。
以下は3段タイプの事例です。
猫がお留守番している姿を想像しながら、快適になるよう工夫をしてあげてください。
1段目は、トイレを奥に設置します。
2段目は、餌とお水です。爪とぎを設置すると喜びます。ケージ用の飲食台や爪とぎを用意すると便利です。
3段目は、寝床です。お気に入りの毛布などを入れてあげます。