・安全で安心できる猫のリードの付け方
・リードでお散歩する方法と注意点
・リードに慣れることのメリット
犬のように、愛猫とお散歩をしたり、一緒にお出掛けしたいという方は多いように思います。
しかし気を付けなければ、脱走上手な猫は逃亡して迷子になってしまうことがあります。
安易な気持ちであったと後悔をすることだけは避けたいものです。
猫のリードの付け方は外れないハーネスがおすすめ!
首輪タイプのリードは装着することが簡単です。
しかし、猫の全身の力がかかった際には、首から首輪ごと抜けてしまう可能性が大きいです。
猫は俊敏で柔軟性に富んでいるため、犬と比較するとリードがたいへん外れやすい体です。
そのため、猫のリードは体をしっかりとホールドするハーネスがお勧めです。
また更に、リードの付け方は紐タイプではなく、体への密着度が高いベスト型や幅広の生地になっているハーネスをお勧めします。
こういったハーネスは、手綱となるリード部分を金具で取り外しできるタイプが一般的です。
そのため、お散歩に慣れてきたら長いリードや、伸縮できるリードへと付け方を変更することも可能です。
なお、慣れないうちは安全を加味し、持ち手が輪になっていて、手首を通してからしっかりと握れるタイプがお勧めです。
猫とリードの付け方|お散歩する場合の注意点
初めてのリードによる猫とのお散歩は、なるべく近場が良いです。
普段室内飼いで、初めて外出してお散歩する場合など、猫は慣れない環境に対して好奇心とともに大きな不安を感じます。
抱っこをして連れてゆける人の気配のない公園など、で少しずつ練習を開始します。
より慎重な対策として、リードの付け方は、現地でつけるのではうまく行かないことがあります。
公園などの場所までリードを装着した猫を、キャリーバックに入れて持ち運ぶのも一理です。
その際、夏場のコンクリートなどはたいへん熱くなっているため、火傷をしないよう注意してください。
猫の肉球は決して強くありません。
慣れないうちはなるべくリードを短く持ち、常に猫の後ろにいるようにします。
お散歩に慣れてきたら少しずつ長く、ゆとりをもたせるようにしてリードを持ちます。
人のほか、車や犬猫や鳥など、普段見慣れていない物に対して猫は非常に敏感なため、周りの環境にはよく注意します。
何かあれば、すぐに抱っこやキャリーバックへ入れて安心させてあげてください。
抱っこをしている間にも、必ずリードを手から離さないように注意してください。
なお、リードはなるべく子猫のうちから慣らすことが最良です。
お散歩を楽しいと感じる猫は、定期的にお散歩に行くようになると、飼い主がリードを手にするだけで出掛けられるということを認識します。
反面、怖い想いをしたり、通院などに利用すると、嫌な所に連れて行かれるとも覚えます。
外出にあたっては、あらかじめ定期的にワクチンの予防接種を行うことと、帰って来たら手足と体を拭いてあげることも忘れないでください。
猫がリードに慣れるメリット
猫と宿泊できるホテルは沢山あります。
キャリーバックやリードに慣らすことによって、猫と一緒に旅行を楽しむことができるようになります。
お店によっては、犬のようにショッピングカートで、猫と一緒に買い物などを楽しむこともできます。
また、お散歩においては、運動不足の解消や、ストレスの解消効果も期待できます。
更に、万が一の火事・災害・避難などへの対策として、猫がリードで移動できることのメリットはとても大きいです。
愛猫家にとって、大切な家族である猫と一緒に避難をと考えることは、とても大切な心構えのように思います。
初めてのリード装着は、警戒心の強い猫においては少々難しく、スムーズにゆかないものです。
いざという時のために、非常用品の一つにリードを備えられるよう、先ずはリード装着の練習から始めてみてはいかがでしょうか。