猫の肥満|ダイエットして元気に長生きしてほしいにゃ!

特徴
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猫ちゃんの肥満は、体重だけではなく体型からも判断されます。

飼い猫ちゃんが太り気味かもと感じた場合は、病院で診てもらいましょう。獣医さんは、触診で肥満かどうか分かります。

肥満と診断されたら、フードや運動などのアドバイスをもらいましょう。

ほんの少しの増加と思っても、猫にとってかなりの負担になります。猫ちゃんが1kg増加した場合、人間に換算すると10kg太ったと思って下さい。

肥満は様々な病気を引き起こします。猫ちゃんの体重管理は飼い主さんの責任です。

*参照 獣医師 戸野倉雅美先生

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愛猫の体重と体型チェック

猫ちゃんにとって、数百gの体重の増減も体の負担になります。このくらいは大丈夫だろうと、安易に判断せず、まずは体型をチェックをしてみましょう。

チェックが難しく感じる場合は、病院で診てもらいましょう。

 

肋骨をチェック

両手で、猫ちゃんの前足の付け根の肩甲骨の後ろから腰までを触ります。

肋骨の凸凹が感じられるのが理想的です。感じにくい場合は肥満の可能性があります。

 

腰をチェック

腰を両サイドから触ります。

くびれがあるのが理想的です。くびれがない・腰に膨らみがある場合は肥満の可能性があります。

 

下腹部をチェック

お腹を指で摘んでみましょう。

人間同様、つまめると肥満の可能性が大です。ただし、つまめても薄く伸びる場合は皮膚なので問題ありませんが、厚くて伸びないのは脂肪なので、肥満です。

 

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肥満が原因の病気

⚪糖尿病

脂肪が多い猫は、インスリンの働きが悪くなり発症しやすくなります。

 

⚪乳腺腫瘍(乳がん)

乳腺にできた腫瘍のことで、ほぼ悪性です(乳がん)。肥満が危険因子の一つと言われています。

 

⚪泌尿器の病気(膀胱炎・尿路結石)

肥満の猫は、動くのが億劫になりトイレの回数が減りやすくなります。動かないので喉も渇かず、飲水量が減り、尿の濃度が濃くなるため、膀胱炎や、尿路結石を発症しやすくなります。

 

⚪変形性関節炎

体の重さで関節に負担がかかり炎症を起こし、軟骨を損傷します。

 

これらの病気は、猫ちゃんの寿命を縮める可能性があります。また、猫ちゃんのQOL(生活の質)を高めるためにも、肥満予防は重要です。

 

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猫のダイエット

肥満になってしまった猫ちゃん。健康に長生きしてもらうために、猫ちゃんのダイエットを開始しましょう。

猫ちゃんのダイエット方法は、人間同様、食事の見直しと運動です。肥満な猫ちゃんは「食べるの大好き・運動は嫌い!」なので、根気よく続けることが大切です。

 

猫のダイエット|食事

まずは、食事を見直しましょう。

動物病院でダイエットフードを紹介してもらいましょう。持病の有る無し、肥満度合いに寄って、猫ちゃんにあったフードを紹介してくれます。

フードの好き嫌いをする猫ちゃんの場合は、病院に寄ってはフードのサンプルを貰えるので、いくつか試して、猫ちゃんの好みのフードを見つけてあげましょう。

適正量を必ずスケールで軽量して与えましょう。

おやつを与えるのは止めましょう。どうしても欲しがって鳴き続けたりする場合は、ダイエットフードを少しだけおやつとして与えましょう。その際は、食事量を減らして、トータルで適正量になるように調整します。

肥満の猫ちゃんには、早食いする子も多いので、早食い防止のフード皿に変更するのも良いでしょう。

猫のダイエット|運動

肥満の猫ちゃんは、なかなか動いてくれません。体が重くて、高い所に登りたいのに、登れない猫ちゃんもいます。

段差の低いキャットタワーを設置したり、箱やダンボールを使用して階段を作ったり、猫ちゃん自ら上がるように工夫しましょう。上がった場所にフードを置いて、遊び感覚で運動が出来るようにしてあげるのも良いでしょう。

 

肥満の猫ちゃんが、いきなり激しい運動(遊び)をすると関節を痛める恐れがあるので、ジャンプは避け、少し走る程度の遊びから始めましょう。1回5分程度でもいいので、1日に複数回運動(遊び)をさせましょう。

 

猫ちゃんにとって運動(遊び)は肥満改善だけではなく、ストレス解消にも繋がります。また、猫ちゃんとのスキンシップとなり、飼い主さんとの仲良し度が増すことでしょう。

 

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