一人暮らしだけど、猫を飼ってみたいという方も増えてきている近年。
一人暮らしの留守中は、必然的に猫だけの状態となってしまうため、
可哀想と思う方や、心配される方も多いでしょう。
こちらの記事を読んでくださいますと、
「一人暮らしで猫を飼う際の注意点や心構え」について理解を深めて頂けると思います。
それでは、解説いたします。
一人暮らしで猫を飼うなら部屋の間取りやレイアウトは?
一人暮らしで猫を飼うとなったら、部屋の間取りやレイアウトは、どう考えると良いでしょう。
特に、部屋数や部屋の繋がりに、おすすめがあるということは、ありません。
ただ、猫は習性上、トイレに行く前には、よく走り回りますので、スペースがある方がいいです。
野性時代の本能が作用しているようで、一番無防備なトイレの状況を隠すために、走り回るともいわれています。
逆に、狭いところを好む習性もあります。
家の中に、そういうスペースを作ってあげるか、大好きなダンボール箱に、入って隠れられるように、置いておくのも良いです。
一人暮らしで猫を飼うならケージが良いのか
朝、仕事に行くときに、ケージに猫を入れて、出かけていくと、安心できそうに思うかも知れません。
しかし、日中に、猫は気ままに、家の中で自分の好きな場所に移動したり、暑かったり、寒かったりすれば、自分が快適に過ごせる場所に移動します。
ケージの中に、一日中入れておかれると、猫には、そういう行動ができなくなります。
ケージの扉を開けておいて、好きな時間に出入り可能にしておくのはOKですが、ケージの扉を閉めて出かけるのは、たまには良いですが、毎日だと、猫にもストレスがたまってしまいます。
ストレスは、軽く考えると、後悔することになってしまいます。
ストレスが原因で、猫は病気になる事があるからです。
人間と同じなんですね。
ですので、閉じ込めておく為のケージではなく、扉をオープンにしておいて、猫が自分の意志で出入りできるようにしてあげるのが、おすすめです。
大学生の一人暮らしで猫を飼うときの注意点は
大学入学で、田舎から出てきて、一人暮らしをしていく中で、猫と一緒に暮らしたいと考える飼い主さんもいます。
大学生だと、一人暮らしで猫を飼うことはできるのでしょうか。
結論からいえば、大学生の一人暮らしでも猫は飼えます。
猫は、家に誰もいない状態で、猫をひとりぼっちにさせても、短い時間なら、猫は意外と苦にはならないようです。
一人暮らしでも、その点は安心して良いと言えるでしょう。
猫は、飼い主さんがいない間は、大半を寝て過ごし、自由気ままに過ごしているようです。
しかし、あまりにも留守番の時間が長いと、猫は退屈になってしまうこともあります。
猫は一人で遊べるおもちゃがないと、ストレスがたまり、いたずらをしてしまうこともあります。
時には、猫はゴミ箱の中の生ゴミを漁ってしまったり、家電のコードかじって感電する恐れも。
対策しても防ぐことができないようであれば、可哀想でも猫をケージに入れておく必要性も出てきます。
大学生の場合、注意・覚悟をしておくべき事は、猫を飼うことにより、家にいる時間は増えます。
つまり、大学生の友人たちと、泊まりで旅行に行ったり、友人と飲みに行ったりする機会は、減ってしまいます。
その事についての覚悟は必要です。
一人暮らしで猫を飼う|費用はどの位かかるか
一人暮らしで猫を飼うには、もちろんお金もかかります。
もちろん、一人暮らしだから、特に余計かかるということではありません。
少なくとも、猫が生きるための諸経費は、月に5,000円ほどかかると思っておくと良いでしょう。
トイレ砂や、ごはん、おもちゃ、爪とぎなど、様々な出費があるという心の準備が必要です。
犬よりも出費は多くならないものの、病院代に行くことがあれば、さらに費用がかかることもあります。
猫はペット保険に入っていないと、高額な治療費を請求されてしまうこともあります。
人によっては、ペット保険は、人間と同じで、あくまでも万が一のためのものであり、合理的に考えると、計算的には得にはならないとして、ペット保険に入っていない飼い主さんもいます。
また、冷暖房が必要な夏や冬には、通常よりも光熱費がかかることを想定しておきましょう。
時間だけでなく、一人暮らしでも、猫のために出せるお金の余裕があるかどうか考えておくべきです。
猫を一人暮らしの男が飼うのは?
男だって、猫を飼いたい人はいますね。
別におかしい事じゃありません。
ただ、猫と暮らすには、外に出かけて、友人とのコミュニケーションをとる時間は、少なくなることは、飼う前に、自覚しておいた方がいいです。
一人暮らしで旅行や出張に行くとなると、その間、猫はどうしますか?
ペットシッターやペットホテル、家族に頼むなど、方法は色々ありますが、いずれもそれなりに大変です。
猫は普段はツンデレですが、やはり飼い主さんが長期間いないとなると、ストレスがかかってしまうものです。
ペットホテルに預けられる事も、普段一人暮らしの飼い主さんだけと接している猫は、違う人にお世話をされて戸惑ってしまうことも。
たまになら問題ないことがほとんどですが、頻度が多いなら、一人暮らしで飼うことはおすすめできません。
一人暮らしが、猫への負担が大きくならないかどうか、考えてみてくださいね。
一人暮らしで猫3匹飼うのは無理か
一人暮らしで、猫を3匹飼うのは、当然お金も手間もかかります。
でも、実際に、一人暮らしでも、2匹・3匹という多頭飼いで、楽しく暮らしている飼い主さんはいます。
猫の性格にもよりますが、猫が3匹いると、家の中は、かなり賑やかな状況になります。
ちょっとした猫カフェ状態になるかも知れません。
ただし、病気になる事もありますし、猫は生き物でありますから、飼い主として、最後まで看取る責任もあります。
また、飼い主がどうしても、家を空けなくてはならないことも、たまにあります。
親戚の冠婚葬祭等がそうです。
そんな時には、ペットホテルのお世話になることも必要になります。
3匹と暮らすためには、ペット保険も含めて、準備をしておく必要があります。
一人暮らしで猫を飼うならエアコンは必要か
一人暮らしで猫を飼うなら、やはりエアコンは必須です。
猫は汗腺がほとんど無く、体温調節が難しいので、熱中症になるリスクがあります。
出かけるときは、閉めきらない事と、温度を冷えすぎない設定にすることです。
閉めきって出かけると、冷えすぎてしまう可能性があります。
エアコン効率を考えて、閉めきって出かけたいと思うところですが、冷えすぎの空間で、猫が留守番をしていると、猫が体調を崩してしまう原因になってしまいます。
エアコンの設定温度は、27度か28度位が、良いです。
人間の場合だと、室温が28度だとちょっと暑い感じがしますが、猫にとっては丁度良い感じになります。
また、飼い主さんは、自分がいない間もエアコンが動いていることで、電気代の心配をする人もいると思います。
しかし、エアコンがフル回転するのは、室温を下げようとするときです。
室温を維持するときにかかっている電気は、フルに使われていないので、一日中つけっぱなしにしても、心配するような電気代は発生しません。
一人暮らしなら用意しておきたい猫グッズは
一人暮らしで猫を飼うときに、用意しておきたい猫グッズがあります。
やはり、日中に猫は一人で過ごすことになるので、気になるのは「食べること(と水)」「トイレ」「エアコン」です。
朝、出かけるときに、一度にご飯を上げても、猫によっては、自分のペースで、食べ分けてくれる猫もいますが、猫によっては、あるだけ食べてしまう猫もいます。
一度に食べて、吐いてしまう猫もいます。
そういう食べ過ぎてしまう猫には、タイマー設定で、自動でご飯を出してくれる自動給餌器が、おすすめです。
スマホから、自動給餌器を通じて、話しかけたり、猫の様子を見られるタイプもあります。
かなり、安心できますね。
トイレは、オシッコとウンチの分と2つ用意してあげるのが、理想的です。
一緒に暮らすと分かることですが、猫はとてもキレイ好きです。
一つのトイレで、オシッコやウンチが残っていると、余程の場合でなければ、猫はもうそのトイレでは、用を足してくれません。
システムトイレだと、毎回掃除をしてあげなくてもOKなので、一人暮らしには向いてると思います。
その他にも、寝床や爪とぎも用意してあげましょう。
一人暮らしで飼いやすい猫の種類は?

一人暮らしで飼いやすい猫の種類
一人暮らしで飼いやすい猫の種類をご存知ですか?
性格によって全然違うので、飼い主さんの性格やライフスタイルに合った種類を選ぶと良いでしょう。
では、一人暮らしで飼いやすい猫の種類を見ていきましょう。
一人暮らしで飼いやすい猫の種類|アメリカンショートヘア
一人暮らしで飼いやすい猫の種類で、まずおすすめしたいのが、アメリカンショートヘアです。
人懐こく、人見知りもあまりないため、初心者さんにもおすすめです。
ただ、遊んであげないとストレスが溜まりやすいため、比較的時間のある方だと良いでしょう。
なるべく一緒にいる時間を作ってあげると喜びますよ。
甘えん坊のアメリカンショートヘアに癒されましょう。
一人暮らしで飼いやすい猫の種類|スコティッシュフォールド
一人暮らしで飼いやすい猫の種類でおすすめなのが、穏やかな性格のスコティッシュフォールドです。
スコティッシュフォールドは折れ耳が可愛らしく、人気の種類です。
アメリカンショートヘアと同様、人にも懐きやすいです。
順応性も高く、一人暮らしでも比較的すぐに環境に慣れてくれるでしょう。
短毛種と長毛種と分かれますが、短毛種ならブラッシングの手間もそれほどかかりません。
見た目だけでなく、愛くるしい性格で虜になること間違いなしです。
一人暮らしで飼いやすい猫の種類|ロシアンブルー
一人暮らしで飼いやすい猫の種類には、ロシアンブルーも挙げられます。
ロシアンブルーは、あまり鳴くこともなく静かな猫です。
適度な距離感を保てるので、お留守番させるのも比較的安心です。
ただ、人見知りをしやすいので、来客等が多い場合はあまりおすすめできません。
きちんとお世話をしてくれる飼い主さんには、懐いてくれるので安心してくださいね。
一人暮らしで飼いやすい猫の種類|ブリティッシュショートヘア
一人暮らしで飼いやすい猫の種類は、ブリティッシュショートヘアもおすすめです。
穏やかな性格で、独立心もあります。
環境の変化にも順応しやすい方です。
お留守番も静かにしてくれるので、一人暮らしで飼いやすい猫の種類と言えるでしょう。
一人暮らしで飼いやすい猫の種類|マンチカン
一人暮らしで飼いやすい猫の種類は、マンチカンも良いでしょう。
マンチカンは、とても人懐こく、甘えん坊な性格です。
だからといってお留守番で過剰に寂しがるわけでもなく、おとなしくしていてくれます。
遊ぶ時は思いっきり遊び、好奇心も旺盛なので、メリハリがあります。
初心者さんにもおすすめと言えるでしょう。
社交的なので、多頭飼いにも向いています。
一人暮らしで飼いやすい猫の種類|ラグドール
一人暮らしで飼いやすい猫の種類は、ラグドールも良いでしょう。
ラグドールは、ぬいぐるという意味もあります。
その名の通り、抱っこも大好きな性格です。
人への好奇心もあり、かといって騒がしくもなく落ち着いているので、初心者さんでも飼いやすいです。
他の長毛種と比べて換毛期以外は抜け毛が少ないのも、飼いやすいポイントです。
まとめ
一人暮らしで猫を飼うことは、決して簡単ではありません。
また、お金や時間に余裕があるから飼えるという単純なものでもないでしょう。
それでも、一人暮らしで、もし猫を飼いたい気持ちがあるのなら、色々なことを犠牲にできるかどうか考えてみてください。
いくら一人暮らしで猫を飼いたい気持ちがあっても、物理的に難しいのであれば、やはり諦めるべき。
かわいい猫を見つけて、勢いだけで飼うことだけは、絶対に避けましょう。
一度冷静になって、猫のために自分を犠牲にできるくらいの気持ちがあるか、考えてみてくださいね。
大げさかもしれませんが、それほどの覚悟があれば、一人暮らしでも問題はないと言えるでしょう。
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