猫がすやすや眠りながら、寝言を言っているのを見たことがある方も多いでしょう。
猫は人間と同様に、夢を見て、寝言を言っているようです。
こちらの記事を読んでくださいますと、「猫の寝言の理由と気をつけたい寝言」についてご理解いただけます。
それでは、解説いたします。
猫が寝言を言っているのはどんな時?
猫は、様々な寝言を言っていることがありますよね。
お口をもぐもぐさせていたり、体がピクピクしていたりすることも!
一体、寝言を言っているのは、どのような時なのでしょう。
では、さっそく猫はどんな時に寝言を言っているのか、みていきましょう。
猫の寝言の原因|眠りが浅い
猫は、よく眠る生き物です。
平均で1日に16時間くらい寝ています。仔猫やシニア猫は20時間以上寝ることもあります。
しかし、狩りをしていた名残から、ほとんどの時間が浅い眠りのレム睡眠状態なんだそうです。
これは、眠っている間、いつ敵に襲われてもすぐに気がつけるようにというもの。
そんなレム睡眠状態の時は、人間と同様に夢を見ることが増え、それに連動して寝言を言っているのです。
猫の寝言の原因|夢を見ている
猫は、様々な夢を見ながら寝言を言っています。
人間と同様、夢のシチュエーションに合わせて、寝言を言っているのでしょう。
狩りをしている夢、猫同士で追いかけっこをする夢、飼い主さんに甘える夢。
どんな夢を見ているのでしょうね。
寝言を言っている猫を眺めながら、どんな夢を見ているのか、想像してみてくださいね。
猫の寝言の原因|1日の記憶の整理をしている
これもまた人間と同様、猫は寝ることで、1日の記憶を整理しているそうです。
特に、レム睡眠の状態の時は、脳が活発に動きます。
そして、その日に起こった出来事を整理しながら、寝言を言っているのでしょう。
猫の寝言には注意が必要な時も!
猫の寝言には、注意が必要な時もあります。
場合によっては、病院へ行った方が良いこともあるのです。
では、注意した方が良い、猫の寝言の特徴をみていきましょう。
猫の寝言|いびき
寝言かと思っていたら、いびきをかいていたなんてこともあるでしょう。
飼い主さんの側で寝ている時に、ピーピーやスースーなどの小さく高音のいびきは正常の範囲内であることが多く、安心して眠っているという証拠でもあります。
しかし、苦しそうに過度ないびきをかいている場合は、注意が必要。
人間と同じで、肥満などが原因となり、いびきをかいている可能性もあります。
また、鼻水が出ているなどの症状がある時は、猫風邪や鼻炎にかかっている可能性も。
場合よっては、もっと大きな病気が原因で、いびきをかいていることも考えられます。
いびきが低音で大きかったり、繰り返しているようなら、一度病院へつ行ってみた方が良いかもしれません。
猫の寝言と痙攣
猫は、寝ている際に、寝言を言いながらピクっと動くことがあります。
これも少しなら問題ありませんが、激しく痙攣している場合は、注意が必要です。
この場合、てんかんの発作である可能性もあるのです。
てんかんは、寝ている間などに、前ぶれもなく発作が起こってしまうことも多いそうです。
てんかんの発作は、通常であればすぐ治り、その後猫はいつも通りの様子に戻ります。
発作のような痙攣が長かったり、1日に何度も繰り返すようであれば注意しましょう。
しかし、なんらかの病気と関連している場合もあるため、病院へ連れて行ってあげてくださいね。
まとめ
猫の寝言の大半は、問題のないことがほとんどです。
人間と動揺、夢を見たり、記憶の整理をしながら、寝言を言っているのでしょう。
そんな時は、起こさずに、寝ている猫を静かに見守ってあげてください。
しかし、寝言を言いながら、いつもと違う様子の時は注意が必要な場合もあります。
少しでも気になることがあれば、早めに病院へ相談するようにしましょう。
猫からの些細なサインも、見逃さずに気づいてあげてください。