真夏になると、猫が扇風機の下で、ネコがたたずんでいる風景は見たことはありませんか?
よく見ると、扇風機の風はあたってないし・・・
実は、扇風機で涼んでいるわけではないのです。
当記事を読んでくださいますと、「ネコの近くに扇風機を置くときの注意」について、ご理解いただけます。
それでは、解説いたします。
猫に扇風機は実は危険!
猫に扇風機を当てすぎると、危険です。
人間も危険と言われますが、猫にとっても危険です。
猫も熱中症になる|扇風機は暑さ対策にならない
猫も熱中症になります。
高温多湿(気温30度以上、湿度60%以上)で部屋を締め切ってると、猫も熱中症になってしまいます。
室内飼いの猫にとって、夏場に締め切った部屋で留守番をするのは、危険な状況にあるのです。
猫は、汗をかけない生き物です。
正確には、肉球と鼻からしか汗をかけない生き物です。
体の中に、熱がこもってしまい、熱中症になってしまうのです。
ただ、扇風機では体温を下げることはできません。
風通しを良くしてあげること、自分で少しでも涼しいところを探せるように、家の中のドアは開けてエアコンをつけてあげるしかありません。
良かれと思って、扇風機で風を当ててあげても、風で窒息する可能性も考えられます。
猫に扇風機は危ない|動くものに反応して事故になるかも
猫が扇風機で遊んでる姿を見たことはありませんか?
扇風機の動きに反応しているのです。
可愛らしくも見えますが、実はとても危険です。
猫は、動くものに反応して、ジッと見つめて、手を出してしまいます。
動いてる扇風機にも、手を出してしまい、事故になってしまう可能性があります。
動いている羽根に、猫が手を出すと危ないです。
扇風機で遊ばないように、注意してあげてください。
扇風機を置くのなら、羽根のない扇風機がいいです。
猫はなぜ扇風機の下が好きなのか
扇風機の下で、猫が寝ている姿を見たことはありませんか。
風が当たっていないので、涼しいわけもないですね。
では、その場所を好む理由を見ていきましょう。
猫は扇風機の下の台座が好き
扇風機の下には、台座がありますね。
扇風機の下の台座のところで、猫が寝ていますね。
実は、猫は扇風機の下の台座が好きなようです。
もしかすると、真夏のエアコンで体が冷えてしまい、暖をとっているという説もありますが、真実は微妙です。
不思議な光景です。
扇風機の台座と、床面との間に、少し段差があるので、枕のようにして使うこともあるそうです。
謎ですが、猫の落ち着ける場所の一つのようです。
猫は扇風機で涼しいわけじゃない
猫は、体の表面に汗腺がありません。
ですから、人間のように、扇風機の風邪にあたっても、涼しいとは感じないのです。
猫は、肉球と鼻でしか、汗をかけません。
犬にも汗腺はありませんが、口を開けて、舌を出して、ハアハアとしていて、体温調節をしています。
しかし、猫の場合は、犬よりも体が小さくて、熱が放出しやすいので、犬のように、ハアハアしないようです。
ですので、扇風機の風を当ててあげても、体温は下がりません。
やはり室温自体を下げるしか、なさそうです。
猫は実は扇風機が嫌いかも
扇風機に限りませんが、うちわであおいだりされて、風に当たることを嫌がっているフシがあります。
もしかすると、風が当たるのは、好きはないかもしれません。
同じような症状の猫は、結構いるようです。
むしろ、風が当たると、息がしにくい感じがして嫌いかもしれないです。
扇風機を使うのなら、猫に当てるのではなく、窓を少しだけ開けて、そこに扇風機を置いて、外の空気が入り込むようにして、室温を下げてあげる工夫の方が良いです。
まとめ
猫は扇風機の風で涼んでいることは、あまり考えられません。
涼しさよりも、扇風機の台座や動きなど、他の部分に注目しているのです。
人間が涼しいと感じるからといって、猫も同じとは限りません。
特に真夏には、猫に合わせた熱中症対策をとるようにしてくださいね。
また、危ないこともあるので、怪我や事故を招くことのないよう、気を付けましょう。