猫が飼い主さんと、長く快適に暮らしていく為に、猫の去勢と避妊をおすすめします。
当記事では、猫の発情期の対策のための、去勢と避妊について、まとめました。
猫の「発情期」の時期と対処・オスとメスの場合
猫の発情期が決まっているのは、メス猫の方です。メス猫の発情期は、日照時間の変化から、体内時計で感じ取り、発情期になります。一般的には、年に2〜4回の発情期があります。オス猫の発情期は、メス猫に誘発されておきます。
発情期になった猫への対策は、去勢・避妊手術しかありません。大声で鳴いたり、マーキングをしたりするようになります。オス猫もメス猫も発情期になると、外に出たがるようになります。攻撃的になる場合もあります。
メス猫は、発情期の初め頃から、食欲がなくなり、動きが活発になっていきます。大声で鳴いたり、トイレ以外でもオシッコをするようになります。オス猫は、メス猫の声と匂いに反応して、鳴き始めるようになります。室内飼いの猫は、相手猫を探して脱走する可能性があります。

猫が発情期にうるさいのはどうしたらいいの?
4月ごろになると、猫がうるさくなりますね。発情期です。いつもの声とは違う声でなく、近所迷惑にもなってしまいます。もう、こうなってしまうと、正直、打つ手がありません。そうならないように、早めに避妊手術や去勢手術を受けた方がいいです。
事前に隣近所に声がけしておく、なんていう人もいるかもしれませんが、手術を受けた方がいいです。してあげないと、むしろ可哀想なことになってしまいます。

猫を去勢するとメリットがたくさん!時期や費用・手術の流れ
雄猫は去勢をすると、たくさんのメリットがあります。
メリットには、次のようなものがあります。
・繁殖をむやみにさせない
・マーキングの防止になる
・発情期のストレスを軽減できる
・発情期の泣き声の防止ができる
などです。
室内で飼う場合でも、完全な室内飼いでなければ、外に出入りをして、気づいた時に、妊娠して、出産すると、多い時には、最大9匹くらいまで、生まれてしまいます。去勢をすると、むやみな繁殖を防止できます。

猫の去勢費用はどのくらいかかる?実態を教えて!
当記事では猫の去勢費用について、紹介しています。地域や病院によって違いますので、正確には、実際にお世話になろうとする病院に尋ねるのが良いです。目安としては、1万5千円程になります。
また、地域によっては補助制度があり、助成金を受けられる地域もあります。
地域によっては、かなり偏りがあります。全く助成金がないという地域もありますし、抽選で当たればという地域もあります。望んでいない繁殖で困ることもありませんし、病気の予防にもなることがありますので、受けることをお勧めします。

猫の去勢後のショック|ごはんはいつから与えればいい
猫の去勢手術の後、どんなことに注意すればいいのでしょうか。傷口を舐めてしまう猫がいます。しかし、猫が気にして、なめ過ぎてしまうと、化膿してしまう可能性があります。ですから、舐める要素があるのなら、エリザベスカラーをつけると良いです。
また、ホルモンの分泌に変化が出ますので、性格が変わることがあります。どちらかと言えば、穏やかな性格になることが多いです。穏やかな性格になるだけなら良いのですが、手術のストレスで、元気がなくなる猫もいます。
なかなかすぐには、元に戻らないかもしれません。食べても、吐いてしまう可能性があります。手術の後は、餌は少しずつ与えるようにしてあげると良いです。

猫の去勢時期を見極める!いつがいいの?理由や事例は?
いつ頃が、手術のタイミングなのか。オス猫とメス猫の最適な時期は、いつ頃でしょう。時期の見極め方について、わからなければ、病院に行って相談するのもいいと思います。
麻酔を受けて、猫にトラブルが起きてしまうかもしれません。体の状態を確認してから、手術を受ける方がいいです。猫には、種類による体格差や個体差があります。あくまでは、一般論としては、オス猫の去勢時期は、生後6ヶ月から10カ月とされています。猫は、1歳には、大人になってしまいますから。

猫の去勢手術について教えて!去勢手術の流れ
猫の去勢手術について、どのように行われるのか。飼い主であれば、可愛い愛猫のことを、しっかりとしておいた方がいいですね。猫の去勢手術の方法は、精巣を摘出するのです。当然ながら、全身麻酔をして行われます。ですので、術後に、全身麻酔から無事に回復してくれないと困りますね。
手術の時間は、一般的に、おおよそ10分ほどで終了します。ですので、多くの場合、去勢手術は、日帰りで行われることが多いのです。人間と同じように、手術前には、準備が必要です。12時間前から、何も食べない状況におかないといけません。これは、手術の時に、嘔吐しないようにするためです。前の日に猫が、何か食べてしまわないように、注意しておきましょう。

猫は去勢をしないとどうなる?どんな問題があるの?
猫の去勢をしないことのメリットは、発情してしまうことと、繁殖しすぎるリスクを軽減することができます。雄猫は発情してしまうと、メス猫に出会うと激しく鳴いて大変です。またマーキングがひどいのもその時期であるからです。
家猫で雄猫が1匹の場合、もし去勢をしていないと、交尾ができずにストレスがかかっていることを鳴き声で知らせて来ます

猫の避妊手術には失敗する可能性はあるのか
猫の避妊手術は、失敗することはあるのだろうか。でも、失敗のリスクを恐れて、手術をしないと、それはそれで発情期には大変なことになってしまいます。避妊手術のリスクは、全身麻酔のリスクです。
また、手術の失敗ではないのですが、手術の後で、猫が縫合部分を舐めたりして、開いてしまうリスクはあるようです。万が一、そうなってしまったら、すぐに病院に行くことです。避妊手術は1泊入院のことが多いです。
また、人間と同じなのですが、手術前の12時間は、絶食です。万が一、胃の中に食べたものが残っていると、嘔吐のリスクもあり、最悪、命にも関わることになります。避妊手術の失敗の確率は、高くありません。しかし、まったくのゼロではありません。

猫の避妊手術の助成金について|各地域ごと
猫の避妊手術には、助成金が交付される地域があります。飼い主さんがいない猫の多すぎる繁殖を防ぐための対策です。各地域の助成金の額は、地域によって異なりますので、自分の住む市町村に確認をしておいた方が良いです。
例えば、埼玉県を例にすると、市によって、金額も異なりますし、そもそも助成金がないという地域もあります。当サイトの本編(猫の避妊手術の助成金について|各地域ごと)では、埼玉の他に、津市・横浜市・水戸市、などの事例を解説しています。
実際に、ご自分の町のサイトを調べてみてください。

猫の避妊手術の費用
猫の避妊手術の費用は、病院や地域によっても異なります。一般的には20,000円から35,000円ほどです。実際に病院に行く時に、確認してみると良いです。
実際に全国の避妊手術の費用を調べてみると、各地域によって金額の差があることがわかります。また助成金が出る地域もありますので実質負担はもっと少なくなるはずです。実際に調べてみると、福岡地域では、10,000円以内で手術を受けられるところもあるようです。また、高額すぎて、後で病院とのトラブルになるケースもありますので、事前に病院に確認するか、ホームページをチェックするなどしておくと良いです。

猫の妊娠期間は67日位。お腹が大きいと気付いたら妊娠1ヶ月かも!
猫の妊娠期間が63日〜67日だということを知っているでしょうか。しかも、1歳になれば、大人猫です。さらに、猫の妊娠確率は、ほぼ100%と言われています。つまり、避妊手術をしていない猫が、発情期になり、脱走した場合、かなりの高確率で妊娠してしまうということです。
飼い主さんが、飼い猫が妊娠したかもしれないというときには、すでに妊娠1ヶ月という可能性があるのです。生まれるまで、その約1ヶ月です。ですので、繁殖を望まないのでしたら、避妊手術・去勢手術は、必ずされるようにお勧めします。

猫の避妊時期はいつが最適?愛猫のために見極めよう!
こちらの記事では、猫の避妊時期について、まとめています。
避妊手術の時期がいつが良いのか、飼い主が判断するのは、非常に難しいです。基本的には、行院に相談してみることです。

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