猫は去勢しないと、どうなるのでしょう。
手術の内容は、麻酔をして、精巣を摘出するというもの。
去勢しないとなりやすい病気、日常で支障をきたすことなど、様々な問題が起こり得ます。
当記事を読んでくださいますと、「猫が去勢しないと起こり得る問題」について、ご理解いただけます。
それでは、解説いたします。
猫は去勢しないとどうなる?必要な理由を教えて!
猫は去勢しないと、なりやすい病気や日常で支障をきたすことがあります。
猫を飼うなら、去勢しないと、さまざまなリスクがあるのです。
では、去勢しないといけない理由を見ていきましょう。
猫は去勢をしないとどうなる|乳腺腫瘍になりやすい
メス猫は避妊手術をしないと、乳腺腫瘍を予防しにくくなってしまいます。
それは、発情を抑えることが出来ないからです。
ねこは、発情するとホルモンが分泌され、乳腺に刺激を与えてしまいます。
乳腺が刺激されると、乳腺腫瘍になりやすく、本格的な治療が必要となってしまいます。
最初の発情の前に去勢しないと、そのリスクが高くなってしまうのです。
猫の乳腺腫瘍は、ほとんどの場合が悪性と言われています。
また、メスだけだと思われがちですが、オスもかかる病気です。
メスよりも確率としては高くはありませんが、油断は禁物です。
ほとんどの場合は10歳くらいでかかる病気ですが、若くてもなる可能性はあります。
早期に避妊手術をしないとリスクがありますので、しっかりと考えるべきですよ。
猫は去勢しないと|発情してしまう
去勢をしないと、猫が発情してしまうリスクもあります。
オスは、発情したメス猫に出会うと激しく鳴いたり、マーキングをしてしまいます。
メスの場合も激しく鳴いたり、過剰なほど甘えたりといった行動が見られるでしょう。
室内で1匹のみで飼っている場合は、交尾ができない状態ですよね。
それなのに発情すると、猫にもストレスがかかってしまいます。
また、大きな鳴き声は近所迷惑の原因となってしまいます。
去勢しないと、近隣からのクレームの対応も必要となってしまうでしょう。
猫は去勢をしないとどうなる|繁殖しすぎる
去勢をしないと、当然交尾をした分繁殖してしまいます。
責任を持って飼えるなら問題ありませんが、近年では多頭飼育崩壊などのニュースもよく見かけますよね。
行き場をなくした子は、運が良ければ引き取られますが、死に至る可能性もあります。
また、去勢・避妊手術をしないと、外へ放し飼いをしている場合も、知らぬ間に繁殖していることもあるのです。
猫は去勢しないとどうなる|ケンカしやすくなる
オス猫は去勢しないと、攻撃的になってしまうこともあります。
オス猫は縄張り意識が強く、去勢しないと、ますますそれが強くなってしまうのです。
外に放している場合、多頭飼いの場合は、ケンカが増えてしまいますよ。
他の猫とケンカをしやすくなると、その分怪我などをしてしまう可能性も高くなります。
ケンカを防ぐことで、他の猫との関わりが減り、感染症の予防にも繋がりますよ。
まとめ
猫は去勢をしないと、多くのリスクがあります。
日常的に支障をきたすことがある他、命に関わることもあるのです。
病気になってしまう可能性、発情や繁殖、性格のことにまで関わってきます。
去勢しないことは、どのようなことに繋がるのか、一度考えてみてください。
去勢するデメリットはほとんどありませんので、早めに検討することをオススメします。
手術自体は10分ほど、麻酔で目が覚めるまでを含めても1時間ほどで終わります。
猫にとって負担がないとは言い切れませんが、しない方がデメリットが多いです。
猫と長く一緒にいるためにも、去勢しないとどうなってしまうのかということと、向き合ってみてくださいね。
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