猫のご飯の回数は、猫の年齢で違いがあります。
子猫・大人猫・シニアでは、消化機能の状態に差があるからです。
また、食べ過ぎで、肥満になってしまうのも困ります。
猫の肥満は、病気につながる可能性が高いからです。
肥満の可能性があるなら、回数を減らす必要もあります。
ダイエット、病気の予防など、ご飯を調整する必要が出てくることは少なくありませんよね。
急な減らし方をしてしまっては、リバウンドにも繋がってしまいます。
こちらの記事を読んでくださいますと、「猫のご飯の回数の減らし方」についてご理解いただけます。
それでは、解説いたします。
猫のご飯の回数は何回
猫のご飯は、年齢や体格消化機能の具合に応じて、ご飯の回数を調節してあげるほうがいいです。
成長していく段階や高齢になり消化機能が弱ってきたする状況に合わせて調節するのです。
年齢の目安としては、生後6ヶ月、生後1歳、7歳、それ以降を目安に分けて考えると良いです。
子猫
生まれてから生後6ヶ月までは、どんどん成長していく時です。
ただ体の機能(消化機能)はまだまだ未成熟なので、1回分のご飯の量が多すぎると、下痢をしたり嘔吐したりしてしまいます。
ですので1回分のご飯の量は少なめです。
回数を多く分けて食べさせるのが、良いです。
目安は、1日に4回から5回です。
その後、1歳までの間は、成猫になる過渡期です。
成猫になってからの目安は、1日に2回程度が望ましいです。
ですので1歳になる頃に、1日2回になるペースを目指して、6ヶ月以降は回数は少しずつ減らます。
1回分の分量は、少しずつ多めにしてあげると良いです。
成猫
猫は、1歳になると体格的には大人と一緒です。
ですから、妊娠もできるようになります。
ご飯の回数は、前述したように1日の目安として2回あるいは3回までです。
当然ですが猫も食べ過ぎると太ってしまいますので注意が必要です。
また妊娠しないように、去勢や避妊をした場合は、特に太りやすくなる傾向にあります。
飼い主がご飯を食べるときには、自分も食べるものだと思ってる猫もいます。
ですので、食べたがる様子や状況に応じて、おやつとして少しだけ食べさせる等の工夫をしてあげると良いです。
特に、室内で飼う猫の場合、運動不足になりがちな傾向にあります。
当然、太ってしまう可能性が高くなります。
ご飯の量や回数には、注意してあげる必要があります。
肥満になってしまうと、人間と同様に、さまざまな病気を発生する可能性が出てきます。
7歳からはシニア
猫は、7歳以降シニアと呼ばれています。(11歳から高齢期と見る説もあります)
猫も、高齢になると、だんだんと消化機能も落ちてきます。
ですから、若い頃と同じ分量を食べさせると、下痢をしたり嘔吐したりしてしまうことがあります。
もちろん、個体差がありますので、ここに記事にしているのは一般論です。
猫の食べている様子や、消化の状態に注意をしてあげて、回数や分量を調節してあげてください。
猫のご飯の回数を減らす理由
猫のご飯の回数を減らす理由として1番大きい事は、肥満の防止のためです。
猫にはそれぞれ性格の違いもあります。
自分で、一度に食べる量を調整して、何回かに分けて食べることができる猫もいます。
反面、ご飯を上げると、上げた分を全部食べてしまう猫もいます。
我が家の猫もこのタイプです。
普段は、ツンデレのツンの状態なのに、ご飯に関して、ニャーニャーと鳴いて、スリスリしてきます。
買主は、ついつい、つられて上げてしまう買主もいます。
その結果、猫は肥満猫に変身してしまいます。
体が重くなり、遊ぶこともしなくなりがちです。
肥満が加速し、病気のもとになります。
いくら可愛いと思っても、日々の食べすぎが、肥満の元凶ですので、買主も心をオニにして、ご飯の調整をしなくてはなりません。
肥満で早死しないように。
猫のご飯の回数の減らし方は?ご飯を食べさせるときのコツは?

猫のご飯の回数の減らし方
猫のご飯の回数は、平均2回か3回ほどです。
量も回数も共に多い場合は、減らし方に気をつけながら調整してあげたほうが良いでしょう。
では、猫のご飯の回数の減らし方には、どんなコツがあるのか見ていきましょう。
猫のご飯の回数の減らし方|徐々に
猫のご飯の回数の減らし方のコツは、徐々に調整していくことです。
猫は、本来自分で食べる量を調整できますが、それは普段の量や回数次第。
あるだけ全て一気に食べてしまうこともあります。
その場合、急に減らしてしまうと、ストレスにもなり、リバウンドもしやすくなってしまうのです。
元々与えてた回数と、それよりも1回少ない回数で、交互になる減らし方をしてみてください。
慣れてきたら、目標の回数だけのご飯を与えると良いですよ。
猫のご飯の回数の減らし方|同じ時間に与えるようにする
猫のご飯の回数の減らし方のコツは、同じ時間に与えるということ。
人間と同様、バラバラの時間に与えると、生活リズムが狂ってしまいます。
猫は空腹時間が長いと、吐いてしまったり、逆に食べ過ぎてしまうこともあるのです。
外出時でも、できるだけ自動給餌器などを使用し、同じ時間に食べさせるようにしましょう。
回数を減らす際、そのうちの2回は朝と夜に与えてあげると良いですよ。
できるだけ飼い主さんのライフスタイルに合わせれば、飼い主さんの負担も少ないです。
猫の朝ごはんは少し注意
朝は、空腹時間が長くなっていますので、猫は食欲が強くなり、ガツガツと食べる可能性があります。
その結果、嘔吐を繰り返すようであれば、朝ご飯は分けてあげたほうがいいかもしれません。
我が家の猫にはこの傾向が強いので、少しだけ残して10分から15分してから残りを与えるようにしています。
こうすると一度に食べる量が、少し減るので、一気に食べてしまわずに、嘔吐することはなくなります。
ご飯をあげるといっぺんに全部食べてしまう猫のタイプには、この方法が良いと思います。
猫のご飯の回数の減らし方|同じ量を
猫のご飯の回数の減らし方のコツは、同じ量をきっちりと測って与えることも大切です。
せっかく回数を減らしても、量が多ければ意味がありません。
適切な量は、フードパックにも記載があるはずです。
健康のためにも、毎回きっちりと測って与えるようにしましょう。
猫のご飯の回数の減らし方|甘やかしすぎない
猫のご飯の回数の減らし方のコツは、甘やかしすぎないということも挙げられます。
お腹が空くと、どうしてもご飯を欲しがることもあるでしょう。
しかし、そこで与えると、おねだりすれば食べられると思われてしまうのです。
また、毎回甘やかして与えてしまうと、少しでもお腹が空いたら要求するようになってしまいます。
おやつで調整
猫が、食べたがるときに、その度におやつなどをあげていたら、当然肥満になってしまいます。
病気にもなりやすく、猫のためにもなりません。
おやつの時間も御飯の時間と同様に、決まった時間に与えるようにするのが良いです。
ご飯もおやつも、要注意すべきことは、「与え過ぎ」です。
おやつも含めて、一日に与える量を決めておく必要があります。
本当に与えるべき時に与えるのは良いですが、むやみに食べさせるのはNG。
少し心苦しいですが、時には無視をすることも大切です。
毎回甘やかさなければ、もらえないことが猫にもわかってくるので、段々と要求してこなくなるでしょう。
おもちゃなど、他のことに注意をそらして、紛らわせてあげることもオススメします。
まとめ
猫のご飯の回数の減らし方をご紹介してきました。
一度太ってしまった猫の、ご飯の減らし方は中々難しいですよね。
しかし、そのままでは猫の健康に問題が出てきてしまう可能性もあります。
肥満による病気を予防する意味でも、なるべくストレスなくダイエットさせてあげましょう。
無理のない減らし方で、徐々に目標回数にしてあげてください。
時には甘やかしすぎないことも大切ですよ。
長生きしてもらうためにも、ご飯の回数についてきちんと考えてあげましょう。
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