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選べなかった人生

手術の後、1週間で退院することができました。

確かに退院はできましたが、肺を一部取ったことで息苦しく、傷口も圧迫感があり、当面はできることと言えば、寝てるだけ。

入院中は看護師さんたちが出入りし、賑やかでしたが自宅に戻ると、昼間、家族がいない間にひとりで色々なことを思い出しました。

年老いた両親にとって、私の存在は、「10年待ってやっと授かった子ども」。

今思えば、相当変わったやり方で、両親からの愛情を受けていたのかも知れない。

私は、産まれてから今までの人生を何と無しに顧みていました。

物心をついたら、そこでは犬のベルちゃん、両親、私で暮らしていました。

幼稚園受験のため、2歳になるとお教室や絵画教室、体操教室に連れて行かれるようになりました。

年少さんでは、さらにピアノが追加になりました。

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この記事を書いた人

neko(ぽっけ)です。
26歳で、ある国家資格で独立し、いくつか会社も興し、バリバリ仕事をやってきました。
自分を削りながら働いた代償は・・・もう、働く必要がないくらいのお金と、物欲の喪失・・・そして、15年後、まだこの世にいるかどうかわからない癌の自分。

※身バレ防止のため、ほんの少しフェイクあり。

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