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筋痛性脳脊髄炎

コロナ後遺症。正確には、私の場合は筋痛性脳脊髄炎といいます。

コロナ専門医の先生の診断では、症状の程度を表すSPは8。辛うじてトイレは自立だが、日常生活の半分以上が寝たきりという状態です。

「癌だし、仕事は辞めてしばらく療養に専念するよ。」

・・・と、どんなに言いたかったことか。

言いたくても言えませんでした。

なぜなら、代われる人がいなかったから。

家族で会社を経営していますが、ある資格を持っている私が代表で、営業を担う夫が副代表という運営をしていました。

夫はこの資格を持っていないし、そもそも最初は夫が代表だったのが、重圧に耐えられずに精神を病んで私が代表を代わりました。

そんな事情で、誰かに代わってもらうというのは全く考えられない状況だったのです。

辞めるなんてとてもできず、休むことも無理なのです。

寝たきりのベッドにPCを固定して、横向きで何とか仕事。

5分で非常な疲労があるので、何度も何度も休憩して、何とか回し切る。

経営者は、自分だけでなく、スタッフとその家族の生活まで全てを背負っています。

全てのプレッシャーを背負い、全ての責任を負い、全ての力を全力で注ぐことが前提で、誰にも理解もされないのがデフォルトです。

もし、もう少し前に少しでも休むことが出来ていたら、ここまでボロボロに壊れることはなかったのかもしれません。

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この記事を書いた人

neko(ぽっけ)です。
26歳で、ある国家資格で独立し、いくつか会社も興し、バリバリ仕事をやってきました。
自分を削りながら働いた代償は・・・もう、働く必要がないくらいのお金と、物欲の喪失・・・そして、15年後、まだこの世にいるかどうかわからない癌の自分。

※身バレ防止のため、ほんの少しフェイクあり。

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